軽井沢バス転落事故慰霊・献花のため、2021年1月9日(土)、支部役員11名で事後現場の慰霊碑を訪れた。2016年1月15日、法政大学の学生など15人が死亡、乗客26人が重軽傷を負った大事故から5年・・ 整備された慰霊碑「祈りの碑」には、たくさんの献花や千羽鶴が捧げられ、慰霊碑脇のネットにはHのマークの応援手旗がなびいていた。
まだ20年ほどしか生きていない若者が、突然、居なくなる・・ ご遺族の方々、そのご家族や関係者の方々の苦しみや辛さは計り知れない。事故に限らず、子どもが先に逝くことほど、親不孝な事があるのだろうか・・・ 先日、5年経ってようやく、バス運行会社の社長ら2人が起訴された。責任を追及したいというのも分かるが、運行会社だけが悪いのだろうか・・と考えさせられる。 確かにバス運行会社の責任は非常に重い。しかし、値段重視の企画をお越し、安い費用でバス運行を発注した旅行会社は無罪放免なのか? 競争という名目で、バス運行への新規参入を低基準に落とした国の判断は間違っていないのか? 「安かろう良かろう」と安物買いをする背中を見せてきてしまった我々大人のモラルは大丈夫なのだろうか? もっと社会の在り方みたいなものから考えなくてはいけないのではと思わせられる。
ただ、後援会役員として、ひとりの親として、事故を風化させることなく、二度と同じような大事故が起きないことを切に願う。そして、この事故で助かった若者たちが、犠牲になられた若者の分も、これからを強く生きていってほしいと思う。
(副支部長 淺川 貴央 記)