全国支部長会議見聞録
6月3日は江戸へ出張、と信濃国豪族の親方様(長野県支部長)に宴の席で告げると翌日も残れないか?と突然言われた。3、4日と本丸ボアソナード天守と薩埵御殿(ホール)で全国大名(支部長)会議が行われ、足軽2年目の小生も登城できる幸運に恵まれた。
然るべき報告はやんごとなき人々に委ねるとし、末席からのひとりごとを述べさせていただく。
小林章会長、1年間の取り組みに対し課題、背景、目的と施策を解り易く、淡々とご説明される姿には、かなりの推進力と準備があったに違いない。殆ど会ったこともない多くの学生の為に費やした時間と情熱が垣間見れた。『学生たちに寄り添ってあげて下さい』、田中優子総長との約束を果たせた安堵感が報告の中に強く伝わってきた。また、一枚岩で取組んできた同士役員へのお礼と労いの言葉は優しい人柄を物語っていた。祖父江一仁新会長への引継のご挨拶には小生も目頭が。また、新生祖父江丸、共に乗る方々も輝いていた。期待できそうだ。
全体の約30%に満たない少数派の地方支部関係者の発言や会話には耳をそばだてた。やはり一番の課題は支部内の距離的リスクをどう埋めていくか、であった。広大な北海道支部の提案で、支部総会等の中継をインターネット動画で流してはどうか?のアイディアも魅力的であった。他支部でもそれが観られれば大いに参考になるであろう。
ひとつだけ気になったところがある。支部活動も役員の好意、善意で推進されている。総会等々に用いる文房具、表示物、名札代などは支部負担。地味なモノであるが意外と経費が掛っている。一方、本丸の備蓄米の圧倒的な量に驚きを隠せなかったのは私だけだろうか。新体制HQの方々は少数派の運営経費含、要望をどこまで関心を持って取組んでいただけるか、強く期待したい。
御仕舞はお楽しみの懇親会。田中優子総長へのご挨拶と記念撮影に順番待ちの長蛇の列。全ての方と笑顔で撮影に応じてくださった。写真は早速家宝としてスマホの待ち受け画面に。素敵な『サタデートワイライト』となった。
各学部長にビール瓶を持ってご挨拶に行く。『プロフェッサー』へ緊張しながらのお酌であったが意外や意外、柔らかなご対応とローカルな話題には感激だった。
また、初対面の役員の方々も旧知の仲間の様に話しが弾んだ。話題、価値観の共通点なんてすぐ見つかる。『法政』の名の元に集った人々であったこと、自明の理である。
最後に、小生の様な2年目足軽がこういう環境と情報に触れる事ができ、今後の課題とあるべき姿がぼんやり見えてきた。3年目だったらちと遅いかなとも感じた。2年役員から参加できる環境として、地域ブロック毎にこの様な集いと『本音』の交流会があってもいいと感じた。貴重な機会を与えて下さった親方様と本部関係者の方々には感謝申し上げます。有難うございました(なお、有難うの反対語は、当たり前、らしいです)。
(2年幹事 中島武彦 記)