2月22日(土) 11:30より、毎年恒例の一般社団法人法政大学経営者懇談会主催の2020年新春時局講演会・賀詞交歓会が、富士見ゲート カフェテリア「つどひ」で開催されました。
開会にあたり、金子 正之同懇談会理事長の挨拶、続いて新春時局講演会として、田中 充法政大学社会学部教授より「気候変動リスク社会に生きる」という演題で、講演が始まりました。2018年西日本豪雨、2019年台風による河川氾濫などの国内の自然災害をはじめ、世界各国においても気候変動による異常気象が多発し、自然・社会へ多くの影響を及ぼしています。これらは、自然の吸収量を大幅に超える温室効果ガスの排出による人為的な温暖化が影響しており、今後、厳しい温暖化対策をとらなかった場合、将来気温は2.6~4.8℃上昇すると予測されています。これら気候変動への対策として、国際合意の重要性とともに、温室効果ガスの排出削減と、回避できないリスクに対する適応策の両面が重要であるとの話がありました。最後に、地域社会における地域特性に応じた気候変動対策について説明をいただき、我々の日ごろの環境に対する意識の重要性を自覚させられた講演でした。
引き続き、新年賀詞交歓会は、増田 正人常務理事、佐々木 郁夫校友会会長、栃木校友会 寺内 正毅会長の祝辞、昨年真打に昇進されました古今亭 ぎん志さんの賀詞祝宴の獅子舞、同会の創立以来心血を注いでこられた小佐野 文雄名誉会長の乾杯で始まりました。
歓談の後、本年度より経営者懇談会に入会された、いちご土地心築(株)取締役 坂松 孝紀さん、参議院議員の朝日 健太郎さんへ会員証が授与され、両名よりご挨拶がありました。歓談中のイベントとして、プロの男女カップルによる情熱的なオペラ公演に感嘆し、その後の法政グッズ争奪ゲーム大会で大いに盛り上がり、最後に平井 國政評議員の中締め、出席者全員での校歌斉唱でお開きとなりました。
(総務 吉川 信宏 記)