6月8日(土)市ケ谷キャンパス外濠校舎薩埵ホールにおいて、法政大学名誉博士原昌宏氏による講演会が開催されました。
原先生は法政大学第二高等学校、法政大学工学部のご出身で、QRコードの「生みの親」です。今回「社会を変えたQRコードの開発と成長」というテーマでご講演頂きました。
当日は本部役員の他、支部長会議が開催されていたこともあり、支部役員含め約120名が出席しました。
講演では、原先生の幼少期の頃も交えてお話を頂いたのですが、今の原先生のご様子からは伺いしれないエピソードもあり、
興味深く聴くことができました。
ビジネス面のお話では、
・特許を開放して先に普及を広めた
・読み取り易いコードにすることで読み取り装置側の開発コスト低減が図られ、それが普及の後押しにもなった
・10年後を想像することは難しい。5年後を想像してビジネスを構築し、5年のスパンで改善・拡張していくという考え方が重要
など、技術本位にならず常に利用者視点で取り組まれたことが印象に残りました。
保護者や学生に向けたメッセージとしては、
・コツコツとやること、長く続けることが重要
・ナンバーワンになろうと思わずオンリーワンになるべき
・嫌なことや苦手なことでも、好きなことに役立つと分かれば、やっているうちに段々慣れて好きになってくる
など、ご自身の経験に基づく貴重なアドバイスだと感じました。
(後援会総務:佐々木)