千鳥ヶ淵の桜も満開の良き日、4月3日2016年法政大学入学式が東京千代田区の日本武道館にて午前・午後の2部に分かれ、スーツ姿が初々しい新入生やご父母・保護者の方々並びに大学関係者に多数出席頂き盛大に執り行われました。
まず始めに田中優子総長より式辞として、幾つかの貴重なお話を頂戴しました。特に多くの時間を割いてお話頂いたのが、法政大学設立150周年を迎える2030年をめざして、長期ビジョンとして策定された「大学憲章」についてでした。大学憲章には標語(約束)が付いていて、それは「自由を生き抜く実践知」でした。ここでいう「自由」とは権威や組織やまわりの空気に寄りかからず、自分の力で考えその考えに基づいて自分を律して生きるという事、また「実践知」とは、単に実際に役立つ知識という意味ではなく、社会的に価値あるものに向かって、それぞれの現場で発揮する知性の事である旨をわかり易くお話下さいました。
そして「ようこそ法政大学のコミュニティに入ってきて下さいました。心より歓迎いたします」とのお言葉で締められました。
次に来賓祝辞を1987年3月に法学部政治学科を卒業され、現在米国大使館商務部 シニアコマーシャル スペシャリストとしてご活躍されている本田珠美様より頂戴しました。
本田様は入学時に「日本と海外の懸け橋になりたい」という目標を持たれたそうです。
その目標を実現するための手段として海外留学(イギリス)を1年間されました。卒業後はイギリスの大学院へ留学され帰国後一旦就職したものの3度目の留学でNBAを取得し現在の職場である米国大使館の仕事に応募され米国企業と日本企業の橋渡し役となる重職に就かれています。本田様からは、「是非若いうちに世界に渡って下さい。そして夢を持って下さい。『Have a dream!』」とのお言葉を頂きました。
つづいて一般社団法人法政大学校友会桑野秀光会長と法政大学後援会小林章会長より入学の祝辞とそれぞれの会の活動内容や今後の取り組みについてお話いただき、在校生代表による歓迎の辞、新入生代表による入学の辞と続きました。
最後は応援団長指揮のもと、全員で校歌を高らかに斉唱し閉会となりました。
新入生のみなさんには、勉学に勤しむと同時にクラブやサークル、ボランティア活動などを通じて多くの良き師良き友と出会って頂ける事を心から願い、2016年法政大学入学式の報告とさせていただきます。
(総務 中 和夫 記)